

Saiはスケジュール、イベント、Webhook(新規メール、PR作成、会議開始など)に基づいて作業を実行します。開始のために何かを入力したり、ウィンドウを開きっぱなしにしたりする必要はありません。各実行は独立しており並列処理が可能なため、朝のブリーフィング、受信トレイの整理、パイプラインの更新などが順番待ちになることはありません。各実行は前回の終了状態を引き継ぐため、作業をやり直すことなく積み上げていくことができます。


Saiは実際のデスクトップを操作します。インストールされたアプリ、ファイルシステム、ログイン済みのブラウザ。これこそが、社内ポータル、ログインが必要なレガシーシステム、APIのないツールといった、自動化が難しい「現実の仕事」を可能にする理由です。月曜にダウンロードしたファイルは、金曜にもそこにあります。セットアップは不要で、最初のタスクを実行する前にAPI連携を構築する必要もありません。
SaiはGmail、Slack、Google Drive、GitHub、カレンダーと直接連携するほか、コネクタのないサイトでもあなたに代わってログインします。取り返しのつかない操作を行う前には、必ず承認を求めます。実行中のタスクは画面で確認できるほか、途中で指示を変更したり、停止したりすることも可能です。さらに、アプリを開くことなく、iMessage、SMS、Telegramといったメッセージツールを使ってスマートフォンから操作できます。

Grok Botの強み。 Grok Botは、「同僚にメッセージを送るのと同じ感覚で、デスクトップやiOSからAIチームメイトに指示を出し、APIを待つことなくツールを直接操作してもらう」という強力なコンセプトに基づいています。各Botには、ファイル、ブラウザ、ログイン状態がセッションをまたいで保持される永続的なクラウドコンピューターが割り当てられます。そのため、Botは前回の作業の続きから再開でき、マシンを共有することでBot同士が作業を引き継ぎ、コンテキストを維持することも可能です。作業はルーチンとして保存し、スケジュール実行できます。また、Botが作成したドラフトを確認してから公開するレビューモデルを採用しているため、安心です。企業向けには、管理者が起動時にDLP、証明書、プロキシ、ネットワーク制御を設定可能です。Webツール中心の業務で、チャットでやり取りできるチームメイトを求めているなら、最適な選択肢です。
Saiが真価を発揮する領域。 決定的な違いは「コンピューターそのもの」です。Grok BotのマシンはBot間で共有されますが、Saiはあなた専用のMacまたはWindowsのフルデスクトップを提供します。インストール済みのアプリ、実際のファイルシステム、ログイン状態が保持されたブラウザセッションが利用可能です。これは、ブラウザの外での作業(デスクトップアプリ、VPN経由の社内ポータル、APIのないレガシーシステムなど)が必要になった瞬間に重要となります。Saiは、スケジュールだけでなく、新規メールの受信、プルリクエストの作成、会議の開始といったイベントやWebhookをトリガーにして、あなたがいなくても作業を開始します。Gmail、Slack、Drive、GitHub、カレンダーと直接連携し、コネクタがない場合は代理でログインします。さらに、iMessage、SMS、Telegramから操作できるため、外出先からでも実行状況の確認や指示の変更、停止が可能です。
価格について。 Grok Botは導入コストが低く抑えられています。月額20ドルのCursor Proまたは月額30ドルのSuperGrokに含まれており、追加利用分はトークン課金となります。Cursor Teamsは1シートあたり月額40ドルからで、企業向けプランも用意されています。Grok自体には無料枠もあります。一方、Saiに無料枠はありません。Starterプランは月額50ドル(通常価格200ドルのプロモーション価格)、Premiumは200ドル、Proは500ドル、Enterpriseは個別見積もりとなります。リモートデスクトップ環境は別途課金ではなく、料金に含まれています。利用頻度が低く、ブラウザベースの作業が中心であればGrok Botの方が安価です。しかし、デスクトップソフトやAPIのないシステムをまたいで、毎日無人で作業を完結させる必要があるなら、Saiの価格にはそれだけの価値があります。
どちらを選ぶべきか。 Webツール中心で、チャットベースのAIチームメイトを求めており、すでにCursorやGrokのエコシステムを利用しているならGrok Botを。作業を専用コンピューター上で、スケジュールに従い、誰かがウィンドウを開くことなく自動で完結させたいならSaiを選んでください。